この記事ではZOHO CRMと名刺管理アプリの連携をご紹介します。
昨今名刺管理アプリは年々増加しており、どれを使うべきか悩む場面も多いと思います。
今回はその中でもZOHOと連携が出来る名刺管理アプリを抜粋し、それぞれ比較してみました。
これからZOHOを導入しようと考えている方や、これから名刺管理をクラウド上で行おうと考えている方へおすすめの記事です。
ZOHO CRMは名刺管理アプリと連携することが出来ます。
連携することで、登録された名刺情報が自動的にZOHO CRMへ登録されます。
活用方法としては、展示会等で名刺交換した時に名刺をスキャンすることで自動で御礼メールを送るなど、事務を自動化することが可能です
詳しくは下記をご覧ください。
過去記事:展示会やイベントでの名刺交換時のお礼メール送信を自動化をZOHO CRMで実装してみた
では早速アプリケーションの比較を行っていきましょう。
これから紹介するアプリは当社が実際に連携を行っての比較となりますので、参考にしていただければ幸いです。
料金 :無料
取込方法 :OCRスキャナー、1枚ずつ
※OCRとは文字をカメラで読み込み、書き起こす機能です。
アプリ対応:iPhone・Android
(メリット)
・無料で使用可能
・自社製なので連携が簡単
(デメリット)
・OCRスキャンのみの対応なため、読み取り精度が低い
ZOHOが提供しているアプリケーションです。
自社製のアプリという事もあり、連携が簡単に行えます。
入力内容のカスタマイズも可能です。
料金 :無料
取込方法 :OCRスキャナー+人力
アプリ対応:iPhone・Android・PC
その他機能:LINE連携、名刺共有、オンライン名刺
(メリット)
・無料で使用可能
・OCRスキャン+人力による確認が入るため入力精度が高い。
・ラインとの名刺共有が可能
(デメリット)
・ZOHOと直接連携することが出来ません。
一度Google連絡先を経由するなど、実装には工夫が必要
LINEが提供しているアプリケーションです。
無料であるにかかわらず、性能が充実しています。
LINEとの連携や自分の名刺を登録することで、内容に変更が有っても反映される機能もあります。
料金 :月額2,178円+データ入力1枚につき27.5円
取込方法 :OCRスキャナー+人力
アプリ対応:iPhone・Android・PC
その他機能:スキャナー連携、データ化代行
(メリット)
・OCRスキャン+人力による確認が入るため入力精度が高い。
・名刺入力代行が可能
(デメリット)
・月額料金及び1枚当たりの料金がかかる
株式会社もぐらが提供しているアプリケーションです。
有料ではありますが、その分取込機能が充実しています。
スキャナーで取り込む事や、名刺をメイシーに送付することで入力の代行を依頼することも出来ます。
先ほど3つほど連携アプリを提示しましたが、弊社がおすすめするのは3つ目の「メイシー」です!
名刺管理アプリを導入する際に重視する点が2点程あり、それが「取込方法がOCRスキャナー+人力」、「CRMと直接連携できる」ことです。
近年の名刺管理アプリはほとんどがOCRスキャナーを採用しています。
AIの発達によりかなりの精度で文字を読み取れるようになりました。
ただ、文字のフォントも無数に存在する中で100%読み取れるかというと、そうではありません。
実際に使った事のある方はわかるかもしれませんが、OCRスキャナーだけでは1箇所2箇所は変換ミスがある場合がほとんどです。
結果、入力ミスがないか確認する必要があり、「直接入力するのと手間が変わらない」という事態に陥ってしまいます。
そのため、アプリ側で人力修正してもらえるアプリであることは必須と言えます。
もう一つが、CRMと直接連携出来ることです。
連携とは、メイシーによって人力補正でデータ化した名刺情報を自動的にZohoCRMの見込み客に取り込むことです。
使用するツールが増えるほど、システムの構造は複雑になってしまいます。
その結果、担当者の負担が増えてしまう事や、連携間での不具合の可能性が高くなります。
またそのほかにも、連携スピードも異なります。
直接連携であれば、すぐにデータの反映が可能ですが、間に別のアプリが入るとそうはいきません。
実際に今回紹介した「2.myBridge」では最大24時間近く反映まで時間がかかる事もありました。
※「3.メイシー」は2,3分程度
Zoho CRMは他にもGoogleの主要サービスをはじめとして、Dropbox、Google Driveなどとの連携をサポートしています。連携方法はAPIやCSV、Zohoの連携メニューやZoho Marketplaceなどツールによってさまざまです。
簡単に操作ができるのも魅力の一つですが、自社で使っているツールはどこまで連携できるのか、またそれぞれの連携方法に応じて対応するならやはりコンサルティングパートナーにご相談いただくのが一番です。
弊社は外部連携についても実績豊富に対応しております。
CRMサポートセンターのZohoCRMの導入支援内容を是非御覧ください。
せっかく導入したツールの効果を最大化するために、貴社のご支援ができれば嬉しいです。