地方の中小企業におけるIT導入や活用コンサルティングを提供する株式会社etika(エティカ)CRMサポートセンターです!
今回はSalesIQをご利用のお客様で、「cookieの利用に同意する」バナー表示をする設定について解説します。
先日、弊社のコーポレートサイトにもこの方法をつかって表示させましたので、もしよければご覧ください。
ショッピングサイトなどで、一度IDとパスワードを入力してログインしたことがあるサイトに、再度訪れると入力しなくても自動でログインできた経験がある方も多いと思います。
これは、cookieによるものです。
cookieはPCやスマホのブラウザの中に、訪問したサイトの情報を保管しておく機能をもっています。
利用者として便利な機能ですが、企業にとってもマーケティング分析において非常に有益な情報となっています。
買い物履歴はもちろん、どのサイトを検索したか、どのくらいそのサイトに滞在したかといった情報によって、その人の関心や注目ポイントなどを情報収集することができるのです。
繰り返しになりますが、cookieの情報はマーケティングに利用されることからもわかるように、個人の行動履歴を集めることができる重要な情報源となっています。
cookie情報の重要性をうけて、個人情報保護法が改正されました。
改正個人情報保護法
(2022年4月施行)
・「個人関連情報」という概念が新設され、Cookieデータも個人関連情報に含まれる可能性がある
・ある事業者(提供元)が第三者(提供先)に個人関連情報を提供する際、
当該第三者(提供先)が提供された個人関連情報を自社(提供先)で保有する個人情報等と組み合わせることで、
特定の個人を識別できるかたちで提供を受けることが想定される場合、提供元に「本人同意が得られていること」を確認することが義務付けられた。
(本人同意を得るのは提供先。ただし、提供元による同意取得の代行も可能)
改正電気通信事業法
(2023年6月施行)
・サードパーティCookieデータを含む利用者情報を第三者に提供する場合に、
「関連情報を事前にユーザーに通知」「事前にユーザーの同意を取得」「後から拒否できる仕組み」のいずれかに対応することが義務付けられた
この改正を踏まえると、Zoho SalesIQを利用している場合対応が必要になります。
Zoho Sales IQというサービスを利用している場合、Zoho Sales IQが発行するサードパーティCookieと、
自社で保有するCRM内部の個人情報を関連付けて、個人を識別できるようにして個人ごとのサイト来訪状況の解析や分析を行ったりしてる。
この場合において、Zoho Sales IQの対象サイト来訪者に対しては「Cookie同意取得が必須」になる、ということになります。
それではここから、SaiesIQをご利用の場合で、cookieの利用同意バナー表示方法について解説していきます。
cookieの利用同意バナー表示はもちろん、サイトの訪問行動とCRMへの連携などの設定について、ご相談がある場合は、無料にて受付ております。
一度、お問い合わせフォームからご連絡ください。
設定が必要な項目は2箇所です。
①右上の歯車マーク→ブランド→ブランド名→設定→プライバシーのタブ
「WebサイトでのGDPR同意バナーの表示」を有効へ
クッキー(Cookie)の管理→「訪問者へ通知し管理できる」を有効へ
②右上の歯車マーク→共通設定→プライバシー
「GDPR(一般データ保護規則)」を有効へ
法令の改正など、変化する情勢に合わせてツールをどのように設定すればよいのか、最新の情報をキャッチしていく必要があります。
きちんとした知識がないとハードルが高い設定もございますので、プロにご相談ください。