Zoho Inspire / Zoholics2024参加報告!

目次

昨年はインドで行われたZoho Inspireですが、今年度はZoholicsに合わせて東京での開催となりました。当社から2日連続で開催された同イベントに全社員参加させていただき、Zohoに関する知見を深め、パートナー同士やZohoの方々との関係性構築ができました。今回のブログでは参加レポートをお送りします!

Zoho Inspire / Zoholicsとは?

2024年9/19と20の2日間にわたって、Zoho Inspire / Zoholicsが東京会場とオンラインでも開催されました。Zoho Inspireとは、Zohoの認定パートナーとなっている企業が一堂に集まり、Zohoのアップロードはもちろん、Zohoが目指す方針や目標を共有します。さらに、認定パートナーからもZohoへの要望や質問を通して意見交換を行いました。機能が多岐に渡るZohoについて、認定パートナー企業同士で情報交換し、知見を深める機会となっています。

Zoholicsとは、実際の商品デモ、認定パートナーを始めZohoの専門家による導入アドバイスや活用事例など、Zohoの価値や機能について理解を深めることができるイベントです。また、今回は3つのセミナー会場が用意されており、弊社のお客様である「創業手帳」様によるZoho導入の成功談の講演を含め、多くの企業の方がZohoの魅力について講演を行いました。

Zoho Inspire の内容

Zoho CRM for Everyone アップデートについて

今回、Zoho InspireとZoholicsでは近々ある大型アップデート「Zoho CRM for Everyone」が大きく告知されていました。

CRM for Everyoneは、Zoho CRMを営業チームだけでなく、安価なライセンスアカウントを営業チーム以外のメンバーにも発行し、全員でCRMと業務システム的に連携しながら利用するための機能です。複数のチームでスムーズに連携して、迅速な顧客対応を行うことで、顧客体験価値を高めることが可能です。

特にポイントとしては、「安価なライセンスアカウントを営業チーム以外のメンバーにも発行」というところです。これにより、「CRMのアカウントを発行する対象とするかどうか?」を迷うようなユーザーがいらっしゃった場合にも格安でアカウント発行ができ、CRMの業務に参加させることができるようになります。また、今CRMのアカウントを発行しているが、そこまで多くの作業を行っていない場合はそのライセンス費用をコスト圧縮できる可能性があります。ただし、安価なライセンス(チームプラン、といいます)のアカウント(チームユーザー、といいます)はアクセスできるタブの種類が限られるなど、利用できる機能に制限があります。

Zoho CRMのスタンダードプラン、プロフェッショナルプラン、エンタープライズプラン、アルティメットプラン、Zoho CRM Plusのプラン を利用している企業様に置かれましてはこのチームプランが利用できるようになる予定で、チームユーザーの料金はなんと1,440円/1ユーザー(月間)となる予定です。(破格です)

詳しいプランや利用できる機能については今後順次情報公開がありますので乞うご期待です。

またこのアップデートと同時にCRMのメニュー配置が大きく変わる予定です。現状、上部にタブの一覧が配置されていますが、左側に縦に配置されるようになる予定です。

アワード受賞 

Zoho Inspireのイベントの最後に、Zoho Partner Awardがありました。50社以上あるアクティブなパートナーの中から、今年の成果を表彰するイベントです。長らくコロナの影響もありZoho Inspire自体が開催されず、昨年インドで行われたZoho Inspireではアワード開催が無かったのでAward自体が当社としては初エントリー?参加?となりました。

当社はお陰様で、Zoho Partnerの中でも、最も成長率の高いパートナーとしてZoho Outstanding Partner Of the Yearを獲得することができました。Outstanding とは日本語で「並外れた」という意味ですが、日頃の努力とお客様・協業パートナー様のご協力とご支援の賜物と思っております。

まだまだ至らぬ点も多い我々ですが、日々前進できていることを実感できました。

引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

Zoho CRM × LINE連携 

認定パートナー向けイベントであるZoho Inspireの中で、先行してアップデート情報が共有されました。内容はCRMとLINEが直接連携するというものです。LINEでのやりとりを直接CRMから行うことができるようになります。

これまでは、ZohoDeskとのLINE連携はできており、DeskとCRMを連携させることでやりとりの確認はできておりました。今回のアップデートにより、利用者も多く開封率も高いLINEを使ったビジネスがさらに加速するはずです。

アップデートの時期についてはまだ未発表のため、発表されましたら弊社からも情報を発信致します。

Zoholics

イベント全体の様子

最近は、広告を増やしてきた効果もあってか、多くの来場者で会場は終日大賑わいでした。多くの企業が自社の業務課題やDX推進のためのアドバイスをZohoスタッフや認定パートナーから興味深く話を聞いてくださっていました。また、セミナー会場が3箇所設けられており、それぞれZohoの導入成功体験や活用事例、CRMの新機能などZohoをこれから使いたい方はもちろん、すでにご利用中の方にも有益な情報提供があったかと思います。

そして、普段は福岡で業務にあたっている弊社ですが、全国各地にお客様がいらっしゃり、なかなか東京にいるお客様とお会いする機会はございません。今回のイベントには多くのお客様にご来場いただき、直接お話することができました。お忙しい中ご来場いただいた企業様、ありがとうございました。

創業手帳 大久保社長の講演について

メインステージでは、弊社クライアントである「創業手帳」の大久保様よりご講演を頂戴いたしました。大久保様は、これまでに様々なCRMシステムの導入経験や失敗事例を共有してくださり、最終的にZohoを選定された経緯について詳しくお話しいただきました。また、弊社をパートナーとしてご選出いただいた理由についても具体的にご説明いただき、非常に有意義なセッションとなりました。

「AI時代における今後の社員の役割およびCRMの効果的な活用方法」というテーマについてもご講演いただき、現代の状況やトレンドを的確に捉えた非常に興味深い内容となりました。参加者の皆様からも高い関心を持って聴講していただきました。

また、弊社が実際に進めた実装内容についてもスライド講演にてご紹介いただき、Zoho導入のメリットについて詳しくご説明くださいました。特に、自社開発フォームからZoho Formsへの切り替えによるメリット・またはそれらの導入ハードルの低さなど、非常に説得力のある内容であり、他の企業様にも積極的に導入を検討すべき事項であると感じました。

個人的には「データ分析委員会の社内発足」のお話に驚きました。創業手帳様における体制づくりを前提としつつ、Zoho CRM、または関連するプロダクトの使いやすさと親しみやすさがその成功を支える要因であることに深く感銘を受けました。

製造業向けZohoCRMカスタマイズに関するセミナーへの参加

Zoholicsで開催された「顧客開拓・案件管理だけじゃない! 製造業のビジネス課題別Zoho CRM カスタマイズ例大公開」というセミナーに参加し、製造業の企業様向けのZohoCRMカスタマイズの知見を蓄積いたしました。製造業のお客様での顧客管理や案件管理にとどまらずに広範囲においてZohoツールを活用するという内容だったため、当社としても経験がそこまで多い領域ではなかったため大変興味深くお話を聞くことができました。

顧客開拓や案件管理に限らず、製造業特有のビジネス課題である製造プロセス管理や在庫管理の課題を解決するためのZohoツールの活用法が詳しく紹介されました。例えば、受注予測や商談管理を金額単位+数量単位で行えるようにカスタマイズを行い、在庫や生産量の調整がより効率的に行えるようにできます。また、ZohoAnalyticsを利用することでZohoCRM内のデータを元に各種指標を可視化、共有しやすくしたり、Zoho Projectsを併用することで、生産工程において部門間のデータ連携や外部パートナーとの協力もスムーズになり、プロジェクトの進捗管理も一元化できます。これにより、業務全体の効率向上と生産性の向上が期待できるといった内容で

ZohoCreatorチームとのミーティング

Zoholicsのイベントの裏で、当社メンバーと本社所属のZoho Creatorチームとの1on1ミーティングの機会をいただきました(毎回イベントごとに、Zoho本体の開発者と直接対話できる貴重な時間が設けられており、今回は特に注目すべきポイントがありました。)。ZohoCreatorはPC/モバイルで動くアプリケーションを構築するためのツールとなっており、CRMだけでは実現が難しい業務や顧客向けのポータルアプリを構築する場合に当社でも採用することが多いツールです。

**生成AIによるアプリ自動生成機能のデモ**

Build Apps Using AI: Introducing Zia Assistance in Zoho Creator

クリエイターズチームが現在開発中の生成AIによるアプリ自動生成機能のデモを拝見しました。従来はGUI上で全ての操作を行う必要がありましたが、今後は「何を実現したいのか」を一言入力するだけで自動的にアプリを生成する仕組みが導入されるとのことです。AI技術の進展に伴い、ZohoのZiaが顧客レコードやアナリティクスへのアプローチ、つまり営業チーム向けのAIに特化しているのに対し、この新機能はアプリケーションそのものの生成やカスタマイズに焦点を当てており、非常に先進的なプロジェクトであると感じました。

**開発状況と今後の展望**

現時点では英語版のみが先行して開発されており、日本語化にはもう少し時間を要するとのことでした。しかし、ZohoのAPIやバックエンドのカスタマイズ性に富んだ環境を活用することで、開発者にとって非常に魅力的な機能となることは間違いありません。APIを利用したデータ連携やインテグレーションの可能性にも大いに期待しています。

**モバイルアプリ作成方法のレクチャー**

また、Zoho機能を活用したモバイルアプリの作成方法についてもレクチャーを受けることができました。短い時間ではありましたが、こちらからの要望もお伝えでき、双方にとって有意義な時間となりました。

今回のミーティングを通じて、Zoho Creatorの今後の発展に対する期待が一層高まりました。新機能のリリースが待ち遠しいと感じるとともに、今後の活用方法についても更なる可能性を感じております。

Zoho Japan様とのミーティング

盛り上がるZoholicsの裏で、ZohoJapanの社長であるマニ様含めたZohoJapanの各メンバーと当社含めたパートナーとミーティングの時間がありました。マニ様と直接の面談は初めての機会です。(写真のオレンジ色のネクタイの方がマニ様)

普段なかなか直接お話する機会が無いですが、せっかくの機会ということで1パートナーの観点からの要望や意見をさせていただきました。当社からはブランディング認知の獲得施策の強化やNPO法人への寄付や協力によるブランドイメージの拡大等のセールスプロモーションについて主に要望させていただきました(主にZohoJapanはプロダクト開発というよりもセールス・マーケティング拠点のため、主にセールスプロモーションの要望を伝達しました)。

マニ様は温厚な方で我々の意見に耳を傾けてくださいました!少しでも我々の要望が通りますように!

イベントを振り返って

ちなみに、今回このイベントに合わせて東京駅では大々的にZohoによる交通広告ジャックが行われていました。実はZohoでは品川駅港南口や東京駅、大阪の梅田等でこの1年間交通広告ジャックを継続して実施しているとのことです。

DXを叶える All in Oneクラウド 

https://www.zoho.com/jp/dx/

DX、CRM といえば?

の第一想起に上がってくるツールの座を射止めるのは難しくとも、第二、第三の候補として比較表に必ず入ってくるような存在になれば、結構市場シェア取れるはず、と思っています。

それくらい、コスパ高い。この機能でこの価格でやられたら他のベンダーは嫌だろうなと思う。

そして進化が早い。前述のCRM for Everyoneも楽しみなアップデートの一つですが、パートナーの我々でもついていくのが精一杯のスピードで進化しています。

ブランド・認知も更に今後強化されるとのことですので楽しみです。実感値としても、今までよりも著名な会社様もZohoへの乗り換え、導入が進んでいると手応えを持っています。

さて、Zoho Inspire・Zoholicsを振り返り、Awardを獲得できた嬉しさとともに、Zohoを中心としたエコシステムのつながりが更に強化され、その繋がりがより高い価値を生んでいくことに繋がりそうだなという実感を持つことができました。

Zohoパートナー同士

ZohoJapanとZohoパートナー

Zohoインドのパートナー支援チームとZohoパートナー

皆が真剣にお客様のDXとCRMに向き合いつつ、協力・刺激しあっているというのを実感します。

やはり、実際のイベントでその関係性を確認・強化するというのは本当に有意義だと感じた次第です。また来年もアワードが取れるように、今のエコシステムを少しでも強化・前進できるように、そして何より我々の提供できる価値をよりあげられるように引き続き精進しようと思います。

写真は当社メンバーとZohoJapan・本社から当社を支援してくださっている方々です。

追伸:イベント中会場にお越しいただけたお客様・パートナー様、ご講演協力いただけた創業手帳お大久保社長、本当にありがとうございました。また、イベント中レスが遅くなる等のご不安をおかけしたお客様・パートナー様にお詫び申し上げます。ご協力ありがとうございました。

本記事の監修

株式会社etika代表取締役 宮村佳祐

株式会社etika 代表取締役

宮村佳祐

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