地方の中小企業におけるIT導入や活用コンサルティングを提供する株式会社etika(エティカ)CRMサポートセンターです!
本記事では、初めてZoho CRMについて学ぶ方に向けて、Zoho CRM基本機能のご紹介からどんな企業向けなのか、また営業活動にどのように役立つのか、そして導入時の注意点までの内容をご紹介します。
Zoho CRMを提供しているのはZoho Corporationという会社で、1996年にインドで設立されました。
現在は本社が米国カリフォルニア州にあり、顧客管理システムを中心にビジネス向けの様々なクラウドアプリケーションを提供し、世界中の企業や組織で利用されています。日本法人は2001年に設立され、横浜の本社以外にも静岡オフィスもあります。グローバルでは非常に知名度が高く有名な企業であり、25万社以上が、7000万人以上のユーザー
Zoho CRMは、Zoho社が提供するビジネスアプリケーションの中でも最も人気の高い製品の1つであり、中小企業から大企業まで幅広く利用されています。また、Zoho Corporationは、個人向けの無料クラウドアプリケーションも提供しており、幅広いユーザー層に利用されています。
改めて、Zoho CRMとは顧客管理に特化したクラウド型のCRMシステムです。豊富なカスタマイズ力が魅力で、リーズナブルな金額でCRM世界最大手で高機能のSalesforceとほぼ同等のことが実現できると言っても過言ではないと言えます。
基本的な機能としては
などが挙げられます。もちろん、モバイルアプリなどの提供もあったり、冒頭で述べた通り、豊富なカスタマイズ機能で思う通りの拡張が可能です。Zoho社が提供する他のビジネスアプリと連携できたり、他社のツールとのAPI連携も豊富です。
このようにたくさんの機能、柔軟性がありながら、リーズナブルな価格を実現できるため、etika社ではZoho CRMを「コスパ最強CRM」とお伝えしています。
Zoho CRMは、中小企業から大企業まで幅広く利用されており、業種を問わず様々な企業に向いています。具体的に規模や業種などに合わせて使い方の参考例を挙げてみます。
中小企業向けに柔軟なカスタマイズ性があることや価格設定もリーズナブルであることから、小規模・中規模企業にとっては手頃な価格で思うようなツールを導入できるため、特におすすめしたい企業さまです。
Zoho CRMは、オンラインビジネスに特化した機能が特に充実しています。ウェブサイトからの問い合わせ管理やウェブフォーム、ランディングページの作成など、オンラインでのビジネス展開に必要な機能が豊富に取り揃えていることから、ECサイトを提供している小売、卸売業の方々にもお手軽に運営できますし、これから始めるという方にもスムーズでしょう。
マーケティング関連の機能、アプリもたくさんあります。マーケティングオートメーション(MA)機能を持ち、キャンペーン管理やメールマーケティング、SNSマーケティングなど、マーケティング活動を効率化するなど、必要と思われる機能はフル装備しています。
あくまで一例として、弊社でよくお問い合わせをいただいたり、ご支援をしているケースを挙げてみました。かなり他業種に展開しているのがご理解いただけると思いますが、これも豊富な機能とアプリケーション、他システムとの連携などが実現できるからだと実感しています。お問い合わせいただくお客様のご要望を実現できるシステムだからこそ、私たちは推奨しています。
Zoho自体の名前を日本ではあまり聞いたことがないという方も、まだいるかもしれません。日本では2001年から活動を始めていますが、グローバルでは非常に歴史や実績のある会社で、日本でも多くの企業の導入実績があります。
ホテルやブライダル事業を展開してる企業で、顧客との接点管理をExcelからZoho CRMに移行しました。業務効率が改善され、プロセスの最適化でキャンセル率50%減を実現しました。
https://www.zoho.com/jp/crm/customers/hoshino-resort.html
後払い決済代行サービスを提供している企業で、事業の急成長に伴いExcelでの管理や問い合わせ対応の限界を感じ、Zoho CRMを導入しました。リーズナブルで、且つ、カスタマイズのしやすさから導入を決定し、成長中のベンチャー企業の基盤を作りました。
https://www.zoho.com/jp/crm/customers/netprotections.html
自動車などの電装品の開発、製造、販売などを提供している企業です。営業部門の属人化解消のため、Zoho CRMを導入しました。営業社員たちの業務報告にかかる時間が、導入前の1/3まで削減することができました。
https://www.zoho.com/jp/crm/customers/mitsuba.html
あくまで一例ですが、ここで取り上げた企業の中での共通項としては、「顧客接点の改善」「脱Excel」、「業務効率化」、「データ活用」などがみられます。続いて、顧客接点の管理や属人化の解消、つまり営業活動においてどのように役立つのか整理してみました。
さきほどの事例でも、顧客接点の改善や営業の属人化の課題を持っている企業はまだまだ多くあることが分かりました。それでは、Zoho CRMを導入することでどのように営業活動が変わるのか整理しました。
顧客情報とは、企業、部署、役職、名前、住所、電話番号、メールアドレスなどの基本情報だけではありません。受注前であれば、初回接点の時期や方法、その後の受注に至るまでの行動履歴や営業のヒアリング情報から商談内容なども全てが含有されます。また受注後であれば、契約に関する情報、過去の取引や購買履歴、自社の営業担当との接点や会話内容などの情報も含まれます。
これにより、営業担当が固定されなくても、受注後にカスタマーサポートが対応する場合でも、顧客のニーズや興味を把握し、的確なアプローチを行うことができます。誰が対応しても均質的にサービスを提供することで顧客の信頼は増していくことが期待できるのです。
営業プロセスとは、見込み客の発掘からアプローチ、ニーズの把握、提案機会の創出、提案書の作成、契約の締結など受注に至るまでの全てを指しています。営業担当者はこれらのプロセスをZoho CRM上で管理し、過去のやりとりや現在の進捗状況を把握することができます。
営業予測には、見込み客から想定される収益、取引の確率、取引の完了予定日などが含まれます。営業担当者は、これらの情報を基に、将来の営業の見通しを立てることができます。
リードには、個人情報以外に関心内容、購買意欲のステータスなどが含まれます。営業がフォローすべきステータスなどの条件を整理し、適切なタイミングでフォローアップし受注に繋げられるよう活用していきます。
営業活動の成果や進捗状況をレポートで可視化することができます。レポートには、受注数・金額、全体や営業担当ごとの受注率、営業案件数、リード数など営業プロセスの進捗状況などが含まれます。営業担当者は、これらの情報を基に、営業活動の改善点を把握し、業績向上につなげることができます。
このように営業プロセスを可視化することで、営業本人は自分の活動を振り返り改善につなぐことができます。さらに、管理者の立場では現状を見極めて戦術の変更やメンバーのスキルアップ指導など成果を向上させる活動をスピーディに回すことができるのです。
豊富な機能が魅力とお伝えしている通り、Zoho CRMは多数のアプリケーションやツールとのデータ連携が可能です。実際にあるZohoのアプリケーションをご紹介しましょう。
ビジネスインテリジェンス(BI)ツールで、データを可視化することができます。
専用の知識やツールがなくても、簡単にイメージしたダッシュボードが作れるようになります。
マーケティング自動化ソフトウェアで、CRMのデータを元にメールキャンペーンなどを実施できます。配信先のセグメントなども容易に行えて、テスト配信やレポートも可能です。
会計ソフトウェアで、見積書や請求書、納品書等の作成などを行えます。
在庫管理ソフトウェアで、受注や出荷の管理を行えます。モバイルのアプリなども構築でき、出庫や入庫作業もスピーディに登録ができます。
問い合わせ対応に特化したカスタマーサポートソフトウェアで問い合わせ内容の一元管理が可能になります。
利用者が非常に多いと言われるGoogle Appsとの連携ができるため、今使っているGmailやGoogleカレンダーとシームレスに繋げます。
会計ソフトのfreeeや、名刺管理のSansanなどのビジネスシーンでよく使われるシステムも拡張機能ですぐに連携ができます。Zoho MarketplaceまたはZoho CRMから拡張機能をインストールし、簡単な設定をするだけで完了です。Sansanに取り込まれている見込み顧客情報をCRMに即時連携できたり、その情報を活用して見積書などの作成作業までワンストップで行えるため、スピーディな業務遂行が期待できます。
Zoho CRMはMicrosoft Officeを連携させることができます。Officeと言えば、OutlookやExcelなどを利用されている方も多いのではないでしょうか。
メジャーなツールをご紹介しましたが、ほかにもAPIを提供しており、カスタムアプリケーションやツールとの連携も可能です。
それでは、Zoho CRMを導入しようとなったときの手順をご紹介します。
まずZohoのウェブサイトからアカウントを作成します。アカウント作成には必要情報を入力しましょう。
Zoho CRMには無料から有料まで複数のプランがあります。自社にとってどのプランが最適なのかをよく見極めましょう。
詳しい選び方は別のブログ記事でもご紹介してますので宜しければ参考にしてください。
https://www.crmsupportcenter.com/blog/howtoselect-crm
どこまで使いたいかにもよりますが多くの企業さまはカスタマイズの設定を行う必要があります。カスタマイズとは、先にお伝えした営業プロセスの設定、顧客情報の設定、レポートの作成、ワークフローの設定などなどが含まれます。インターフェースが簡単なので初心者でも分かりやすい流れになっています。基本機能だけ使いたいということであれば自社内で設定も可能かもしれません。
既存の顧客データをZoho CRMに移行します。ExcelやCSVファイルでインポートが可能なため、簡単に移行が完了します。
このように、大きくいうと4ステップで導入が完結することが可能です。それでは、高機能であり費用も安く、他ツールとの連携も容易にできるというZoho CRMですが、デメリットはないのでしょうか?Zoho CRMの導入支援実績が多いetikaだからこそ言えるデメリットもお伝えします。
なんでもできて安いZoho CRM。弊社にくるお問い合わせのうち、お客さまのご要望はたいていのことがかなえられると言っても過言ではありません。
しかし、それがときにデメリットになることも私たちは知っています。
・あれもこれも詰め込んでしまい、結局使いこなせない複雑なシステムになってしまった、結果的にかなりのコストがかかってしまった
・今のシステム体制を見直さず、全て連携させたら入り組んだ仕組みになってしまった
・現状の業務フローをそのまんまZoho CRMに置き換えたらシステム代がかかっただけで部門全体の業務効率向上には繋がらなかった
高機能であるからこそ作れてしまう、そんな失敗を引き起こさないために「思うまま作ることが最適解ではない」ということです。
私たちはお客さまからご要望いただいても「それは作らないほうがいいと思います」というNOもはっきりお伝えさせていただきます。Zoho CRMの仕組みはあくまで目的達成のための手段のひとつにすぎません。
お客さまの本来の目的を達成するために、まずは全体最適をしっかり考えてあげることが一番大切です。そこから業務プロセスを整え、Zohoの仕組みを最適に構築するということをご提案しています。
本記事を読んでいただき、少しでもZoho CRMに興味を持って頂いた方、今なら無料相談受付中ですのでお気軽にお問い合わせください!
過去のZoho CRM機能紹介記事は下記よりご確認ください。
Zoho CRMのブループリント機能の使い方について
ZOHO CRMとコールコネクト(ブラウザ電話システム)を連携してインサイドセールス業務を効率化!
ZOHO Campaignsを使用した自動メール送信の設定について
展示会やイベントでの名刺交換時のお礼メール送信を自動化をZOHO CRMで実装してみた
Zoho CRMは作業を自動化するための機能、連携機能が数多くあります。ただ、多機能に渡るが故に学習コストは膨大にかかってしまいます。
そこで一度コンサルティングパートナーにご相談いただくのが一番です。弊社はZoho CRMの機能についても実績豊富に対応しております。
CRMサポートセンターのZohoCRMの導入支援内容を是非御覧ください。
せっかく導入したツールの効果を最大化するために、貴社のご支援ができれば嬉しいです。
まずは無料相談からお気軽にご連絡ください。