2024-12-09

ZohoCRMの無料プランはどこまで使えるか?15日間の有料プランとの違いと活用法

ZohoCRM無料プラン
目次

Zoho CRMには無料で使えるプランが2つあります。一つは永続的に無料で使えるがかなり機能に制限がある「無料プラン」、もう一つは有料プランを期間限定で利用できる「無料トライアル」です。

「無料プラン」は、基本的な顧客管理機能を提供し、3ユーザーまで無料で利用できます。しかし、データストレージは5,000件(10MB)等に制限されており、制限が多くあります。一方、15日間の有料プランのトライアル期間中は、上位プランの全機能を制限なく試すことができます。トライアル終了後は自動的に無料プランに移行します。

本記事では永年無料で使えるZohoCRMではどこまでどんな機能を利用できるのか?一方で有償版の無料トライアル期間中にやるべきことは何か?について解説します。

ZohoCRM無料プランについて

無料プランでできること

  • コストゼロで基本機能を利用可能: 無料プランでは、見込み客や連絡先、商談などの基本的な顧客管理機能を無料で使用できます。
  • 小規模チームに最適: 3ユーザーまで無料で利用できるため、小規模なチームやスタートアップに適しています。
  • データインポート対応: エクセルやCSVファイルからのデータインポートが可能で、既存の顧客情報を簡単に移行できます。ただしデータ量に制限あり。
  • 標準レポートの活用: 無料プランではカスタムレポートは作成できませんが標準レポートは作成できます。

無料プランだとできないこと

  • 機能制限: 無料プランでは、カスタマイズ性や高度な自動化機能が制限されています。カスタムレポートやデータの項目のカスタマイズ、帳票の活用等多くのカスタマイズ機能が使えません。また一括メール配信等のマーケティング関連の機能も制限されています。
  • ストレージ容量の制限: データストレージは5,000件(10MB)に制限されており、大量のデータを扱う場合には不向きです。
  • ユーザー数の制限: ユーザー数は3名までしか招待できませんので、それ以上でのCRMの活用・情報共有ができません。

上記の通り、3ユーザーまでの基本的な顧客管理機能のみ利用できるのが無料プランです。3ユーザーでも十分、という企業はいるかと思いますが、CRMを本格的に活用しようというフェーズになるとどうしても機能不足感が出てしまうでしょう。

ZohoCRMの有償版15日間無料トライアルでできること

ZohoCRMの有料版(デフォルトではエンタープライズプラン相当)の機能が一定期間無料で利用できます。ZohoCRMのエンタープライズプランは最も利用されているプランで、高い拡張性や自動化、カスタマイズ性を実現できるプランです。無料プランとエンタープライズプランの間にはスタンダードプランとプロフェッショナルプランがあります。それぞれのプランで無料トライアルを行う事もできますが、デフォルトではエンタープライズプランでのトライアルとなっています。エンタープライズプランは以下の点で他のプランよりも優れています。

特に、自社業務にある程度フィットさせた形でCRMを導入したい移行が強い企業様についてはカスタマイズ性の高さの観点からエンタープライズプランの利用が推奨されます。(プロフェッショナルプラン以下では、カスタマイズ性にかなり制約が出ることを理解しておくべきです。)

エンタープライズ自体の特徴は以下になります。

カスタマイズ性が高いCRMを利用できる

  • 見積書や請求書の帳票の自社向けカスタマイズ
  • カスタムタブ、項目、ページレイアウトを十分に行える。
  • 承認プロセスや自動化処理のカスタマイズ機能が十分に使える。
  • 監査ログやIPアドレス制御等のセキュリティのカスタマイズ性も高い。

データ分析の柔軟性を体感できる

  • カスタムレポートをフル活用できる
  • 売上予測分析に対応
  • コホートや象限分析等のデータ可視化の幅が圧倒的に広がる

高い機能性を実感できる

  • テリトリー管理やセールスシグナル等の営業の役に立つ機能
  • メール一括送信や条件配信の実装ができる
  • 問い合わせ対応やエスカレーションルールの実装

上記の特徴のあるZohoCRMエンタープライズプランを15日間という限られた期間の間ではあるものの無料で活用できるのは大きなメリットです。特に、自社業務にあうようなカスタマイズができるかどうかを検証したいユーザーにとっては非常に良い機会になるでしょう。

有償版の15日トライアルの活用の難しさ

一方で、ZohoCRMの15日間の無料トライアルにおいて、本当に十分な検証ができるでしょうか。多くの企業にとって、初めてZohoCRMを試すことになる機会となるにあたって、この15日の間に自社に必要な検証を全て行うことができる企業は少ないのではないかと思います。当社は今まで数多くのZohoCRMの導入支援を手掛けてきました。15日という期間はCRM導入初期ユーザーの方にとってはあまりにも短くあっという間です。その中で最大限、自社に合っているかどうか?やりたいことができそうかどうか?を検証していく必要があります。

ZohoCRMはかなり機能が多いため、15日で全て使いこなすのは難しい

ZohoCRMは比較的簡単に使えるCRMとして宣伝されていますし、Salesforce等の外資系ツールに比較すると実際そうだと思います。が、機能や種類が多く、更にその深さが深いとともに、比較的短期間で機能追加やアップグレードがあります。これを15日間で使いこなすのは非常に困難で、自社の業務を鑑みたうえでどの機能を使うべきか等の検討を行うだけでも15日はあっという間に経過してしまいます。

初めての方にはそれなりに使いこなすハードルがあり、15日で全てスキル習得するのは困難

機能理解ができたとしても、その機能を使うための設定をするためのスキルが必要です。どの機能もヘルプが用意はされていますが、一朝一夕で自社の業務フローにあった設定を行うことができるようにはなりません。一定のスキル習得と学習が必要です。

専門的なアドバイスができるZoho認定パートナーを活用しよう

無料トライアル期間中はZohoからのサポートを受けることも難しいことも多いと思いますが、当社のようなZoho認定パートナーに一度ご相談頂いてはいかがでしょうか。無料トライアル期間中なので、サポートの幅は限られますが、自社のやりたいことがどんな機能をつかってどんな形で実装できそうか?については過去の豊富な経験を元にデモ等も含めてご説明可能です。

有償版15日トライアルの活用支援サポートのご紹介

当社はZoho認定パートナーとして豊富なZohoCRMの導入支援実績があります。当社では有償版15日トライアルを利用中・これから利用する企業様に向けて、無料トライアル期間中の活用支援サポートを行っています。サービス利用にあたっては条件を一定設けておりますが、現状では本サービスは無償にてご提供させていただいております。

以下のページからサービス内容をご確認いただけます。ZohoCRMの無料トライアルを活用の際にはご相談ください。

本記事の監修

株式会社etika代表取締役 宮村佳祐

株式会社etika 代表取締役

宮村佳祐

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