Zoho CRMには無料で使えるプランが2つあります。一つは永続的に無料で使えるがかなり機能に制限がある「無料プラン」、もう一つは有料プランを期間限定で利用できる「無料トライアル」です。
「無料プラン」は、基本的な顧客管理機能を提供し、3ユーザーまで無料で利用できます。しかし、データストレージは5,000件(10MB)等に制限されており、制限が多くあります。一方、15日間の有料プランのトライアル期間中は、上位プランの全機能を制限なく試すことができます。トライアル終了後は自動的に無料プランに移行します。
本記事では永年無料で使えるZohoCRMではどこまでどんな機能を利用できるのか?一方で有償版の無料トライアル期間中にやるべきことは何か?について解説します。
上記の通り、3ユーザーまでの基本的な顧客管理機能のみ利用できるのが無料プランです。3ユーザーでも十分、という企業はいるかと思いますが、CRMを本格的に活用しようというフェーズになるとどうしても機能不足感が出てしまうでしょう。
ZohoCRMの有料版(デフォルトではエンタープライズプラン相当)の機能が一定期間無料で利用できます。ZohoCRMのエンタープライズプランは最も利用されているプランで、高い拡張性や自動化、カスタマイズ性を実現できるプランです。無料プランとエンタープライズプランの間にはスタンダードプランとプロフェッショナルプランがあります。それぞれのプランで無料トライアルを行う事もできますが、デフォルトではエンタープライズプランでのトライアルとなっています。エンタープライズプランは以下の点で他のプランよりも優れています。
特に、自社業務にある程度フィットさせた形でCRMを導入したい移行が強い企業様についてはカスタマイズ性の高さの観点からエンタープライズプランの利用が推奨されます。(プロフェッショナルプラン以下では、カスタマイズ性にかなり制約が出ることを理解しておくべきです。)
エンタープライズ自体の特徴は以下になります。
上記の特徴のあるZohoCRMエンタープライズプランを15日間という限られた期間の間ではあるものの無料で活用できるのは大きなメリットです。特に、自社業務にあうようなカスタマイズができるかどうかを検証したいユーザーにとっては非常に良い機会になるでしょう。
一方で、ZohoCRMの15日間の無料トライアルにおいて、本当に十分な検証ができるでしょうか。多くの企業にとって、初めてZohoCRMを試すことになる機会となるにあたって、この15日の間に自社に必要な検証を全て行うことができる企業は少ないのではないかと思います。当社は今まで数多くのZohoCRMの導入支援を手掛けてきました。15日という期間はCRM導入初期ユーザーの方にとってはあまりにも短くあっという間です。その中で最大限、自社に合っているかどうか?やりたいことができそうかどうか?を検証していく必要があります。
ZohoCRMは比較的簡単に使えるCRMとして宣伝されていますし、Salesforce等の外資系ツールに比較すると実際そうだと思います。が、機能や種類が多く、更にその深さが深いとともに、比較的短期間で機能追加やアップグレードがあります。これを15日間で使いこなすのは非常に困難で、自社の業務を鑑みたうえでどの機能を使うべきか等の検討を行うだけでも15日はあっという間に経過してしまいます。
機能理解ができたとしても、その機能を使うための設定をするためのスキルが必要です。どの機能もヘルプが用意はされていますが、一朝一夕で自社の業務フローにあった設定を行うことができるようにはなりません。一定のスキル習得と学習が必要です。
無料トライアル期間中はZohoからのサポートを受けることも難しいことも多いと思いますが、当社のようなZoho認定パートナーに一度ご相談頂いてはいかがでしょうか。無料トライアル期間中なので、サポートの幅は限られますが、自社のやりたいことがどんな機能をつかってどんな形で実装できそうか?については過去の豊富な経験を元にデモ等も含めてご説明可能です。
当社はZoho認定パートナーとして豊富なZohoCRMの導入支援実績があります。当社では有償版15日トライアルを利用中・これから利用する企業様に向けて、無料トライアル期間中の活用支援サポートを行っています。サービス利用にあたっては条件を一定設けておりますが、現状では本サービスは無償にてご提供させていただいております。
以下のページからサービス内容をご確認いただけます。ZohoCRMの無料トライアルを活用の際にはご相談ください。